駄目ナリ! Ludens
驚きのロープライス ルーデンスオリジナル弁当 ¥50
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製作秘話
企画の発端
企画の渋谷恒一が、トリウッドで公開されていた『演じ屋』を見たことが、野口監督との出会いの発端であった。自主制作を見慣れた彼にとっても、斬新で伸び伸びとした野口監督の映像は、新鮮な衝撃であった。監督の才能を確信した渋谷は、館主に頼み込み、野口監督の連絡先を聞き出した。
彼が、作品を見て監督に会おうと思ったのは、10数年前の大学生以来である。学生時代に彼をそうさせた自主制作映画は『電柱小僧の冒険』。それはまだデビュー前の塚本晋也監督の作品であった。
『演じ屋』は大好評の内に終了し、次の企画として挙がったのがコンビニを舞台にしたドラマだった。
何故、深夜のバラエティは、ライブ感のあるものが人気が出やすいのか?
そして、深夜のコンビニには買い物以外で、やってくる人々が多いのか?
監督自身の深夜コンビニでのバイト経験を元に、ディスカッションは、繰り返され『駄目ナリ!』の企画は練られていった。コンビニに集まる“駄目”な登場人物が、駄目なりに頑張る姿は、ブラウン管の向こうに居る視聴者にも共感してもらえる。そう確信した監督は、単なる深夜バラエティの様な馬鹿騒ぎにならないように、各キャラクター達の持つ苦悩、挫折、孤独感なども丁寧に描き、質の高いドラマに仕上げていった。

キャスティング
キャスティングのイニシアチブを取ったのは、野口監督である。
事前に中盤まで脚本を書き上げていたこともあり、劇中のイメージに合うまで粘り強くキャスティングは、繰り返された。また選考に際しては、演技の安定感を大前提としながら、フレッシュでありながらも、既にコア・ファンのいるようなアップカミングな俳優という難しい条件がプロデューサーサイドからも出された。ドラマの内容だけでなくキャスティングでも従来の作品にない面白さを出して行こう。そんなコンセプトの下、異色且つ個性的なメンバーが揃っていった。主演の一人である笠原紳司に関しては、そのニヒルな魅力と『演じ屋』での野口監督とのコンビネーションが買われ抜擢された。もう一人の主演俳優白川は辰巳というキャラクターの持つ、侠気と明るさを表現できる演技力と、鍛え上げた肉体とワイルドな魅力で決定した。グラビアで活躍しながらも主演映画『オーバードライブ』の公開が04年夏に控え、NHK英会話のレギュラーが決定するなど、マルチな活躍をみせる杏さゆりが紅一点として決定。ミュージカル「テニスの王子様」で圧倒的な人気を誇り、舞台の経験を積んだ青山草太が手塚延彦というナイーブで演技力の要するキャラクターに決定した。また、元ジョビジョバのメンバーの長谷川朝晴が地味だが、ただものでないという難しいキャラクターを巧みに演じ多いに作品の厚みをサポートした。『演じ屋』に引き続き登場する、今井孝祐、重城一馬、足立広紀など主力会レギュラー陣も『演じ屋』で生まれたマジックを本作でも生み出すために配役されている。
毎回冒頭に登場するオーナー役の渡辺えり子はベテランとしての存在感と演技力で全体を引き締めるため大いにに貢献してくれた。更に毎回登場する多彩なゲストも、毎回登場する多彩なゲストも、津田寛二、大沢健、栗田梨子、長谷川初範、松尾政寿、梅垣義明、酒井敏也など魅力的な俳優が勢ぞろいしている。

コンビニ・セット
コンビニ「ルーデンス」は設定上所在地を断定していないが、小劇場などが点在する若者の街、東京・下北沢を想定されている。当初は、コンビニで撮影するにあたって、実働しているコンビニを深夜休業時間を借りて撮影するという案や撮影所のコンビニセットを使用するという案もあった。しかし撮影にかかる時間や製作費、物語に適した条件(十分な駐車スペースや、店の規模、控え室が十分に広いこと等)を考えると現実的に難しい事がわかった。そこで一般の賃貸物件をコンビニ・セットに改造すべく、いくつかの場所を検討、結局最適な物件を見つけるのに2ヶ月を費やした。最終的には、数ヶ月前まで実際にコンビニがあった場所に決定され、外観や内装を本物そっくりのオリジナルのコンビニに改造することとなった。コンビニ・セットは店内フロア、事務所兼倉庫となるバックヤードがあり、そして2Fに部屋を借り、スタッフルームと甲本の部屋として使用している。店内の商品はタイアップで集められた商品や美術が作ったオリジナル製品が中心であるがリアルなコンビニに仕上がり、撮影終盤まで本物のコンビニと間違えた客足が衰えることはなかった。それもその筈、外観のルーデンスロゴを始め、制服、ルーデンスカラー、オリジナル商品、キャンペーン、オリジナルキャラクター、店内のジングル、果てはバイトのシフトまで、コンビニの設定は精緻を極めた。本来はそっけない雰囲気であることが多いバックヤードも美術によって雰囲気のある青に塗られている。ちなみに「ルーデンス」はPlayful=遊びのある、という意味である。設定では24時間営業で、「驚きのロープライス ルーデンス オリジナル弁当 ¥50」という驚異のキャンペーンを行っており、イメージ・キャラクターは青いワニ“ルーデンスくん”(ピンクのルーデンスちゃんも存在する)である。

撮影
1月26日から始まった本編の撮影は舞台がほとんど深夜のコンビニのため、夕方から準備に入り夜通し行われた。日が昇るのを待ち、そのままデイシーンが撮られることもあった。
昼夜逆転したこの撮影は、基本的な人間の生理と逆行しているため、どうしても昼に仕事が入ってしまうキャストとスタッフを国内に居ながら時差ボケにして苦しめた。
撮影機材は、劇場映画ではすっかり御馴染みとなったHD24Pを使用している。芝居が練りやすいとの理由から、ワンカメにこだわって行われ、一般的にテレビドラマで取られているマルチアングルでの撮影手法を使わなかった。この撮影手法も極めて映画的であるが、画面のサイズも4:3のスタンダードサイズではなく、16:9のビスタサイズに設定。画像に関しても一流のスタッフの手でフィルムルックに仕上げられ、深夜ドラマどころかプライムタイムのドラマを画質の上でも凌駕している。
キャスト、スタッフ一丸となって『駄目ナリ!』の世界を練り上げていったことも手伝い、すっかりキャストは打ち解け、撮影の合間の控え室ではボードゲームを始め、大富豪、ジェンガなど様々なゲームが流行した。その中で、ヘビーローテーションされたのがASIAN KUNG-FU GENERATIONであった。
今回、監督の強い希望でエンディングテーマとして彼らの新曲『ループ&ループ』が採用されている。
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アスミック・エース 笠原紳司 白川裕二郎 杏さゆり 青山草太 長谷川朝晴 今井孝祐 足立広紀 重城一馬 渡辺えり子
監督・脚本:野口照夫 企画:渋谷恒一 鈴木大介 撮影:森俊樹 照明:倉橋靖 録音:星一郎 美術:延賀亮 音楽:花澤孝一
エンディング・テーマ曲:ASIAN KUNG-FU GENERATION 「ループ&ループ」(キューンレコード)
製作:アスミック・エース エンタテインメント、よみうりテレビ、エキスプレス 制作:エキスプレス 制作協力:主力会
(C)2004「駄目ナリ!」製作委員会
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